本の紹介(タクシードライバーの職業) タクシードライバーぐるぐる日記
こんにちは!
先日、三重県にできた日本最大級の商業リゾート『VISON(ヴィソン)』に行って来ました。
ホテルやレストラン、近くでとれた野菜の販売など、大きな敷地に色んなお店がありました。
値段はそこそこしますね・・映えはありますが・・
さて、本の紹介です。
タイトル: タクシードライバーぐるぐる日記
著者:内田 征治
・読もうと思ったキッカケ(200字程度)
人からのお勧め本として、読みました。
・感想(200字程度)
著者の内田氏は、大学卒業後、家業の会社に入社して働いていたが、50歳で倒産。家族を養うためにタクシードライバーになった経歴。
タクシードライバーとして65歳の退職までの悪戦苦闘をユーモアたっぷりに描かれています。
タクシードライバーとしての初日は、先輩社員が助手席に乗って一緒に街中へ繰り出し、お客さんの見つけ方やドアの開け方等を教えてもらい、翌日からは一人乗車で流して行きます。勤務は、1日18時間勤務、12日出勤/月となり、収入は売上高の60%。完全実力主義となり、毎月個人の売上高が会社内で貼り出され、上位の人は常に同じ顔ぶれとの事です。ただ、上位にいる運転手はノウハウを出さないらしいのですが、常にお客様への接客が丁寧な人ほど、固定客が付き運転手さんを指名する為、乗車が多い(売上高が多い)と紹介されています。
書籍の中のエピソードを挙げると、あきらかにその筋の人(反社の人)を浅草の路地裏で乗せ、ワンメーターも行かないぐらいの所で停車を要求、その人からは、『逃げるなよ、会社と名前を覚えた』と言い、車を離れ30分程経って戻ってくると、次は上野仲町通りの、ど真ん中で停車、また『待っておけ』と言い、人通りの多い所でタクシーを停車しているので、『トラブルになっても、自分のシマなので店にまで言いに来い』と言い雑居ビルに入ります。何事もなく15分程経って戻ってきたら、料金3,900円の所5,000円を支払い去っていったそうです。
他にも乗車後、支払いをしない人や、タクシーで眠り込んだ酔っ払いを目的地で起こす方法、芸能人を乗せた事や、TV撮影に参加した事など沢山のエピソードが紹介され、世の中は色んな人がいると感心しながら読みました。
著者が経験したエピソードを短く要約された文面で書かれており、とても読みやすいのでお勧めです。
オススメ度(★1~5) ★★★
特にこんな人に・・・タクシーをよく使う人や、タクシー業界の内部事業を知る事ができます。
読みやすさ ★★★★★
話題性 ★★
学べる度 ★★★★
ドキドキ度 ★
しんみり度 ★
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。感謝!